口座開設を始めたのに、途中で書類が見つからなくて中断する。あるいは申し込んだあとに差し戻される。
どちらも準備の段階でほぼ防げます。順番に見ていきます。
※本記事は手続きの一般的な整理です。必要書類や所要日数は証券会社によって異なるため、実際の手続きは各社の公式案内をご確認ください。投資には元本を毀損する可能性があり、取引には手数料がかかります。
開設に必要なもの
マイナンバー確認書類
マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票の写しなど。
本人確認書類
運転免許証、パスポート、健康保険証など。
マイナンバーカードがあれば、1枚で両方を兼ねられることが多く、手続きが最も速く済みます。ない場合は「通知カード+運転免許証」のような組み合わせになります。必要な組み合わせは証券会社ごとに違うので、申込前に確認してください。
銀行口座の情報
出金先として登録します。本人名義であることが条件です。
メールアドレスとスマホ
本人確認や通知に使います。
申込で選ぶ3つ
申込画面で、いくつか判断を求められます。事前に決めておくと止まりません。
口座の種類
特定口座(源泉徴収あり/なし)か一般口座か。確定申告の手間が変わります。違いは特定口座と一般口座の違いに整理しました。迷ったら源泉徴収ありが選ばれることが多い項目です。
NISA口座を同時に申し込むか
同時申込が可能な会社がほとんどです。ただしNISAは1人1口座で、既に他社で開設している場合は手続きが変わります。制度はNISAの基本へ。
各種サービスの申込
信用取引、FX、外国株など。あとから追加できるのが一般的なので、最初は必要なものだけで構いません。
本人確認の方法で日数が変わる
ここが所要時間を最も左右します。
スマホで書類と顔を撮影してオンラインで完結する方法なら、最短で即日から数営業日。郵送で書類をやり取りする方法だと、往復で1週間以上かかることがあります。
急ぐ理由がないなら郵送でも構いませんが、早く始めたいならオンライン完結を選んでください。
なおNISA口座を同時に申し込むと、税務署での確認が入るためさらに時間がかかることがあります。会社によっては先に取引を開始できる扱いもあるので、案内を確認してください。
差し戻されやすいところ
審査で止まる典型は、だいたい次のどれかです。
住所が一致していない
引っ越し後に運転免許証の住所を更新していないケースが最も多い。申込内容と書類の記載を揃えてください。
書類の画像が読み取れない
ピントが甘い、影が入っている、四隅が写っていない。明るい場所で、書類全体が入るように撮ります。
氏名の表記ゆれ
旧字体や外字が絡むとエラーになることがあります。
有効期限切れ
運転免許証やパスポートの期限を確認してください。
審査そのもので何を見られているかは証券口座の開設審査は何を見るかに分けて書きました。
開設したあとにやること
口座番号が発行されても、それだけでは取引できません。
初回ログインとパスワード設定。取引パスワードの登録。そして入金です。
入金方法によって反映のタイミングが変わります。提携銀行からの即時入金なら数分、銀行振込だと当日中や翌営業日になることがあります。取引したい日から逆算して入金してください。
開設直後の1週間で何をどの順にやるかは開設したあと最初にやることに分けて書きました。
開設は無料でも、次の一歩を決めておく
多くのネット証券で口座開設と口座管理は無料です。開くこと自体に金銭的なリスクはほぼありません。
ただ、開設して放置している人はかなり多い。開設前に「何を、いくらで買うか」を決めておくと、そのまま止まらずに済みます。金額は無理のない範囲で構いません。少額でも一度注文してみると、画面の使い勝手も手数料の実額も一度に分かります。
投資には元本を毀損する可能性があります。生活に必要な資金や、近く使う予定のある資金は使わないでください。
準備チェックリスト
- マイナンバー確認書類を用意した
- 本人確認書類を用意した(有効期限内か確認)
- 書類の住所が現住所と一致している
- 出金先の銀行口座(本人名義)を確認した
- 口座の種類を決めた
- NISAを同時に申し込むか決めた
- オンライン完結か郵送かを選んだ
ここまで揃っていれば、申込自体は10分程度で終わります。
どの証券会社にするかで迷っている場合は、証券口座の選び方で絞り込みの順序を整理しています。