カード明細を眺めていて、「これ何だっけ」という項目が2つ3つ出てきたことはありませんか。

動画、音楽、電子書籍、クラウド、アプリ課金。ひとつ数百円から千円台でも、積み上がると月に数千円になります。しかも厄介なことに、使っていないものほど気づきにくい。

年に一度、棚卸しをしておくと落ちます。

記憶に頼ると必ず漏れる

まず契約を全部出します。3つの経路から突き合わせてください。

カード・デビットの明細。スマホのアプリストアの購読一覧。そして決済完了メールの検索。

このうち見落としの温床がアプリストア経由の課金です。カード明細には「Apple」「Google」としか載らず、内訳が分かりません。必ずアプリストア側の購読一覧を開いてください。

年額プランも危険です。月々の明細に出ないので、11か月は存在ごと忘れます。メールを「ご請求」「サブスクリプション」「自動更新」あたりで検索すると出てきます。家族カードや共有アカウント、キャリア決済に紛れているものもあります。

判断材料は金額ではなく「回数」

洗い出したら表にします。書くのは直近1か月で何回使ったか。金額ではありません。

サービス月額直近1か月の利用判断
動画A1,026円12回残す
音楽B980円0回解約
電子書籍C500円2回都度課金で代替を検討

回数を書くと、感覚とのずれが見えます。「なんとなく必要な気がする」で残していたものが実は0回だった、というのは本当によくあります。

基準はシンプルに。0回なら解約。1〜2回なら都度課金や無料版で代替できないか。3回以上なら残す。

「また使うかも」は解約しない理由になりません。必要になったら再契約すれば済みます。

使う月と使わない月があるなら、入れ替える

とくに動画配信は、見たい作品がサービスをまたいで分散します。全部を同時契約する必要はありません。

今月はAで海外ドラマを一気見、来月はBでアニメ。こうやって月ごとに入れ替えると、月額を一定に保ったまま幅広く見られます。解約と再契約が簡単なサービスがほとんどです。

年額プランは、月額換算では安くなる代わりに途中解約しても返金されないのが一般的。1年間確実に使うかどうかで判断してください。読めないなら月額のままが安全です。

サービスごとの選び方は動画配信サービスの選び方、スポーツ中心ならスポーツ配信サービスの選び方にまとめています。

解約忘れは、意志で防ごうとしない

サブスクの無駄は、たいてい無料体験の解約忘れから始まります。ここは仕組みで潰してください。

無料体験に登録するときの手順は3つ。登録する前に解約方法を確認する(Webで完結するか、アプリからか)。登録したら、その場でカレンダーに通知を入れる。通知には解約ページのURLをメモしておく。

通知は期限の当日ではなく2日前に。当日だと、その日が忙しければ終わります。

そして早めに解約しても損はしません。多くのサービスは、手続きをしても支払い済み期間の満了までは使えます。「まだ使えるから後で」と考える必要はなく、使い始めた時点で解約予約まで済ませておくのが一番安全です。即時停止になるサービスもあるので、解約画面の説明だけは読んでください。

つまずきやすいところ

アプリを削除しても解約にはなりません。アプリストアの購読設定から手続きが必要です。

解約と退会も別物。課金だけ止めるのか、アカウントごと消すのかで手順が変わります。

キャンペーン適用中の解約には、違約金や差額請求が発生することがあります。

解約導線が見つからないときは、ヘルプで「解約」を検索するのが早道です。

見直したあと、1つだけ試すなら

契約を絞ると、逆に「本当に見たいものは何か」がはっきりします。空いた枠で新しいサービスを試すなら、無料体験のあるところから。登録と同時にカレンダー通知を入れておけば、忘れて課金される心配もありません。

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