契約したのに、お目当ての試合が配信されていなかった。スポーツ配信でいちばん多い失敗です。
映画やドラマなら「作品数が多いサービス」を選べばだいたい満足できます。スポーツは違います。放映権を持っているサービスでしか、その試合は見られないからです。
順番が逆になる
ドラマや映画は、同じ作品が複数のサービスに並ぶことがあります。スポーツはそうなりません。リーグや大会ごとに権利が売られ、契約したところが独占的に配信します。
つまり、サービスを選んでから見る試合を決めるのではなく、見たい試合を決めるとサービスが決まる。逆なんです。
さらに厄介なのが、放映権は数年単位で更新されること。「去年はこのサービスで見られた」は、今年の根拠になりません。契約前に、今シーズンの配信予定を公式サイトで確認してください。
まず、競技を細かく書き出す
「サッカー」では粗すぎます。国内リーグか、欧州の特定リーグか、代表戦か。野球なら特定球団の全試合か、日本シリーズなど一部か、MLBか。格闘技なら特定団体の大会か、ボクシングの世界戦か。
ここまで分解して、それぞれ「今シーズンどこが配信するか」を調べる。この作業で、契約すべき組み合わせがほぼ決まります。
契約前に潰しておく3つの穴
「◯◯リーグ配信」でも全試合とは限りません。 一部カードのみというケースがあり、特定チームを追いたい人には致命的です。「全試合」「全カード」という表記があるかを見てください。
地域による制限が入ることもあります。国内向けサービスなら通常は問題になりませんが、海外のサービスを直接契約する場合は注意が要ります。
そして見逃し配信。生放送を見られなくても、あとから見られるなら十分という人は多いはずです。ただ、競技によっては見逃し配信がない、あっても数日から1週間程度と短い、ハイライトのみでフル試合は配信されない、といったパターンがあります。平日夜や深夜の試合を追うなら、ここは生配信と同じくらい重要です。
視聴環境で見落としがちなこと
スポーツは「ながら見」より集中して見る用途が多く、生放送のぶん通信環境の影響も受けやすい。
| 確認項目 | なぜ効くか |
|---|---|
| 対応デバイス | 大画面で見たいならテレビ接続の可否 |
| 同時視聴数 | 家族で別の試合を見るなら必須 |
| 画質と通信量 | 生放送は途中で画質を落としにくい |
| 追っかけ再生 | 途中から見て最初から追える |
| 実況・解説の選択 | 副音声や解説なしを選べる場合も |
とくに同時視聴数。スポーツは同じ時間帯に複数の試合が重なるので、映画のVOD以上に効いてきます。
テレビの大画面で見る方法はテレビで動画配信を見る方法にまとめました。
シーズンに合わせて入れ替える
コストを抑える方法で最も効くのが、これです。
多くの競技にはオフシーズンがあります。欧州サッカーなら夏、野球なら冬。その期間まで契約を続ける必要は、必ずしもありません。追う競技のシーズンを調べ、その期間だけ契約する。オフシーズンは解約するか、別競技のサービスに移る。
ただし年間契約のほうが月額換算で安いサービスもあります。シーズンが8か月以上あるなら年間のほうが得になることも。月額×シーズン月数と年間契約額を、実際に計算して比べてください。
複数競技を追うなら、いちばん熱心に見るものを通年で固定し、サブは大会期間中だけ追加する。この形が現実的です。
開幕前に試しておくと確実
シーズンが始まってから「配信されていなかった」と気づくと、その試合はもう戻ってきません。無料体験があるサービスなら、開幕前に画質・操作性・実況の好みまで確かめられます。
試すときの鉄則はひとつ。解約期限をカレンダーに登録してから登録すること。これを忘れると、見ていない月の料金を払い続けます。
配信ラインナップは時期によって変わります。契約前に、公式サイトで今シーズンの対象大会をご確認ください。
要するに、見たい試合のリストが先。それさえ書き出せば、選ぶべきサービスは自動的に決まります。配信に見つからない試合があるなら配信と放送の使い分けも検討の余地があります。ドラマや映画も見るなら動画配信サービスの選び方、契約が増えてきたらサブスクの見直し方もどうぞ。