ドラッグストアの棚の前で10分立ち尽くして、結局パッケージがきれいなものを手に取った。

そういう買い方をしていると、合う・合わないが運任せになります。決め手にするなら、広告のコピーではなくパッケージの裏。ここが読めるようになるだけで、選択の精度が変わります。

※本記事は一般的な情報の整理であり、効果を保証するものではありません。肌に合わない場合は使用を中止し、トラブルが続くときは皮膚科医などにご相談ください。

表側の言葉より、まず分類を見る

店頭に並ぶスキンケア用品は、法律上2つに分かれます。

化粧品は、肌を清潔にする、うるおいを与える、肌を整えることを目的としたもの。医薬部外品(薬用化粧品)は、厚生労働省が認めた有効成分が定められた濃度で配合されているもので、「薬用」と表示されます。

「薬用だから誰にでも良い」ということではありません。目的に合った分類を選ぶための目印です。この表記の有無を見る習慣がつくと、広告の印象に流されにくくなります。

成分表は「前半」だけ見ればいい

化粧品は全成分表示が義務づけられていて、原則として配合量の多い順に並んでいます(一定濃度以下は順不同)。

つまり、表示の前半にある成分がその製品の性格を決めているということ。保湿を重視するなら、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンといった成分がどのあたりに書かれているかを見ます。

全部を覚える必要はありません。過去に合わなかった製品があれば、その成分表示を記録しておく。合った製品と見比べると、自分が避けるべきものが見えてきます。ここから始めるのが現実的です。

肌質 → 目的 → 使用感の順で絞る

肌質を知る

洗顔後、何もつけずに15〜30分置いてみてください。

洗顔後の状態肌質の目安
全体的につっぱる、カサつく乾燥肌傾向
全体的にベタつく脂性肌傾向
部分的にベタつき、頬はカサつく混合肌傾向
特定の製品でヒリつきやすい敏感肌傾向

敏感肌の傾向があるなら、新しい製品は腕の内側で少量ためして様子を見る、一度に複数の新製品を使い始めない。この2つを守ると、合わなかったときの原因が特定できます。

目的をひとつに決める

「保湿もしたい、テカリも抑えたい、エイジングケアもしたい」。これだと選べません。いちばん気になることをひとつ決めて、それに合ったカテゴリから選びます。

続けられる使用感かどうか

毎日続けてこそ意味があるので、ここは軽視できません。ベタつきが苦手なのにリッチなクリームを選ぶと、結局使わなくなります。

現品を買う前に、少量で確かめる

成分表を見比べても、テクスチャや香り、朝のメイクのりまでは分かりません。ここは実際に使ってみるしかない領域です。

トライアルセットや少容量サイズなら、金額のリスクを抑えたまま相性を確認できます。合わなければそこで引き返せる。現品を買って棚の奥に眠らせるより、ずっと安く済みます。

▼7日間ためせるトライアルセットの一例(PR)

年齢サインを徹底ケア!7日間体験セット

試すときの手順はトライアルセットの使い方にまとめました。定期購入の条件確認など、申し込み前に見るべき点も書いています。

「無添加」が何を指すかは書かれていない

法律で定義された言葉ではないため、何を入れていないのかは商品ごとに違います。パラベン無添加なのか、香料無添加なのか、それとも別の何かなのか。

表示の裏に「◯◯無添加」と具体的に書かれているなら読めますが、単に「無添加」とだけあるなら、それ以上の情報は含まれていません。

「オーガニック」「植物由来」も同じ

配合されていることは分かりますが、量は分かりません。成分表の後半に少量入っているだけでも表示はできます。

植物由来だから肌に優しい、という関係もありません。植物成分で反応が出る人もいます。判断の材料にするなら、成分名そのものを見るほうが確実です。

口コミの見方

「個人の感想です」という注記がある体験談は、自分に同じ結果が起きる保証ではありません。

見るなら評価の点数より、自分と近い肌質・年代の人のコメント。そして極端に不安をあおる表現や、即効性を強調する宣伝には慎重に。

今日からできること

  1. 手持ちの製品のパッケージを見て、「化粧品」か「医薬部外品」かを確認する
  2. 合わなかった製品があれば、成分表示をスマホで撮っておく
  3. 洗顔後15分置いて、自分の肌質を確かめる

この3つだけで、次の買い物の精度が上がります。肌の悩みが続く場合は、自己判断を重ねるより皮膚科の受診を検討してください。