家電量販店の「新生活応援セット」を見て、これ一式でいいかと思った。

その判断で失敗する人が多いんです。予算が足りなくなったり、部屋に入らないサイズを買ってしまったり。

家電には「ないと生活が止まるもの」と「なくても意外と困らないもの」があります。分けて考えれば、順番が見えてきます。

まず3つだけ買えばいい

引っ越し初日から1週間以内に要るのは、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ。ここに予算を集中させます。

冷蔵庫

分かれ目は自炊するかどうか。ほぼ外食・コンビニ中心なら150L前後でも足りることが多く、週の半分以上自炊するなら200L以上で冷凍室の容量を重視します。

そして搬入経路の確認。玄関・廊下・階段の幅を測っておかないと、届いても設置できません。これは本当に起きます。

洗濯機

縦型は価格が手頃で洗浄力に定評があり、ドラム式は乾燥機能が強力ですが高価で設置スペースも要ります。最初の1台は縦型5〜7kgクラスが定番。防水パン(洗濯機置き場)のサイズ確認も必須です。

電子レンジ

最初は温め機能だけの単機能レンジで十分です。オーブン機能付きは価格が上がるので、お菓子作りやグラタンを作る予定ができてから買い替えても遅くありません。

1か月暮らしてから、足していく

生活が落ち着いてきた1〜3か月目に検討するグループです。

家電効果が大きい人
炊飯器自炊派。冷凍ごはんのストックで食費が安定する
掃除機フローリング中心ならコードレススティック型が手軽
ケトルお湯を使う頻度が高い人。安価なわりに時短効果が大きい
ドライヤー髪が長い人ほど風量の差が満足度に直結する

ここは使う頻度が人によってまるで違います。1か月暮らして「なくて不便だったもの」から順に買うと、無駄が出ません。

中古で買っていいもの、避けたいもの

初期費用を抑えたいときの選択肢です。ただし品目で向き不向きが分かれます。

電子レンジやトースターのような構造の単純なものは、中古でも当たりを引きやすい。一方、冷蔵庫と洗濯機は使用年数がそのまま寿命に効きます。数年落ちを安く買っても、すぐ壊れれば処分費のほうが高くつきます。

保証が残っているか、製造年が確認できるか。この2点が見られない個体は避けたほうが無難です。

処分にはお金がかかる

冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビはリサイクル法の対象で、捨てるときにリサイクル料金と運搬費がかかります。買うときには意識しませんが、次の引っ越しで必ず出てくる費用です。

短期間で住み替える予定があるなら、そこまで含めて容量や台数を決めておくと後が楽になります。

意外と要らなかったもの

テレビ — スマホやPCで動画配信を見る人は、そもそも不要なケースが増えています。見るならテレビで動画配信を見る方法も参考に。

アイロン — 形状記憶シャツ中心なら、しわ取りスプレーやスチーマーで代替できます。

トースター — レンジやフライパンで代用可能。パン食が習慣化してから検討で十分。

加湿器・除湿機 — 季節が来てから、部屋の環境を見て判断するのが確実です。

冒頭の「新生活セット」には、このグループが含まれていることがあります。セット価格の安さだけで判断せず、内訳を見て第1段階の家電の性能が足りているかを確認してください。

買う前に測る、調べる

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全部そろえてから始めない

生活しながら必要なものを足していくほうが、結果的に安く、自分に合った構成になります。

まずは冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3つ。残りは1か月暮らしてから決める。これが一人暮らし家電のいちばん失敗しない買い方です。

生活が落ち着いたら、防犯対策も見直しておくと安心です。